佐久平エンゼルクリニック 【PR】

結果を重視するからこそレベルの高い治療を提供

長引けば長引くほど不安な気持ちが強くなりがちな不妊治療において、「妊娠という結果を1日でも早く出す」ことをコンセプトとしています。

また、結果を出すためには、一般不妊治療で妊娠できるのか、体外受精が必要なのかの見極めが非常に重要。そこで、患者さんの状態にあわせたオーダーメイド治療を提供しています。

さらに、日本生殖医学会生殖医療専門医を育成する「生殖医療専門医制度認定研修施設」として日本生殖医学会の指定を受けるなど、レベルの高さが伺えます。

この記事の監修医師

佐久平エンゼルクリニック 院長
政井哲兵 先生

平成15年、東京都立府中病院(現東京都立多摩総合医療センター)に研修医として入局。平成17年には同病院の産婦人科へ入局し、日本赤十字社医療センター産婦人科、佐久市立国保浅間総合病院産婦人科、高崎ARTクリニックと、産婦人科疾患および不妊治療に従事し、平成26年に佐久平エンゼルクリニックを開設。日本生殖医学会認定 生殖医療専門医、日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医。

佐久平エンゼルクリニックの公式サイトはこちら>>

原因不明の機能性不妊症

不妊治療を始める際に行う一般不妊検査で異常が認められず、その原因が特定できないものを機能性不妊(原因不明不妊)といいます。

ただし、医学的に全く原因がないということは考え難く、また「妊娠できるかどうか」は検査結果だけで判断できるものではありません。治療を進めて初めて妊娠の可能性が見えてくるということを念頭に、「今現在の診断技術では原因をみつけることが困難な状態」と考えるのが良いでしょう。

機能性不妊の原因にはどういうものがある?

機能性不妊の原因と推定される病態には、一般不妊検査では判明しない次のようなものが挙げられます。

卵管のピックアップ障害

卵管采(卵管の先端にある手のような部分)が正常に機能せず、卵子を受け取ることができない病態。女性側の不妊要因で最も多いと考えられています。

原因不明の受精障害

精子が十分にいる、あるいは精子と卵子が出会えているにも関わらず受精が起こらない病態。卵子、精子、そしてその両方に問題がある場合の3つが考えられます。

加齢による卵子、精子の機能低下

一般に女性は35歳を過ぎたあたりから、加齢に伴う卵子の機能低下を起こします(いわゆる“卵子の老化”)。また、男性の精子機能も加齢とともに低下すると言われています。ただし、精子の機能は女性の卵子と比べると個人差が大きく、高齢でも機能を維持しているケースもあるとされます。

機能性不妊症と診断されたら

医師が「機能性不妊症」と判断した際は、一般的にはタイミング法を数回行い、それでも妊娠しない場合は人工授精、さらには体外受精へのステップアップを検討します。人工授精までの治療では診断できず、体外受精を行なってから初めて明らかになる不妊原因もあります。

卵子の機能低下(いわゆる卵子の老化)が出やすくなる35歳以上の女性や、これまでの不妊期間が1年以上の場合はタイミング法や人工授精を省略してより治療効果が高く不妊原因の解明につながる可能性のある体外受精へ早めにステップアップを勧めるケースもあります。機能性不妊症の治療方法はおおむね以下の通りです。

  1. 年齢の若いカップルや不妊期間が短い(およそ1年未満)の場合はタイミング法に進み、自然妊娠の可能性を探る
  2. 35歳以上のカップルや不妊期間が1年を超える場合は人工授精、体外受精など治療のステップアップを早めに行うことが勧められる。
  3. 体外受精でもなかなか妊娠しないケースではさらに高度な検査で原因を掘り下げる場合もある(着床前胚異数性検査=PGT-A検査など)

「機能性不妊症」でお悩みの方へ― 政井先生のメッセージ

過程や方法ではなく「1日でも早く妊娠するという結果」にこだわりたい

※引用元:佐久平エンゼルクリニック公式HP(https://www.sakudaira-angel-clinic.jp/elderly/)

私は、これまで不妊症の治療に関わって来た中で、非常に多くの機能性不妊症の患者様に接する機会がありました。

不妊症には様々な原因や要素がありますが、約1割~2割程度、現代の検査や診断技術では原因を特定できないものがあるとされています。

なかなか妊娠しないと思い悩んでいる時に、はっきり原因が示された場合には患者様の納得感も高く、次のステップに納得して進んでいけるかと思いますが、一通りの検査をして「原因が分かりません」「機能性不妊です」と言われても、モヤモヤ感だけが残ってなかなか治療に前向きになれないというご夫婦も多いことと思います。

私が不妊治療を提供する中でいつも患者様にお伝えしているのは、”大事なのは治療の過程(どういう方法で妊娠したか?)ではなく、最終的に妊娠という目的を達成することです”と伝えています。

タイミング法など負担の少ない方法で妊娠できればそれに越したことはありませんが、そもそも不妊クリニックに相談に来ているということは、これまでご夫婦でチャレンジした一般的な方法(これがいわゆるタイミング法ということになりますが)では、限界を感じて来院されたと考えられます。そうすると、おのずと人工授精、場合によっては体外受精と、これまでにチャレンジした方法以外のことを行う必要性が出てきます。

「妊娠するための方法」にこだわるのではなく、「妊娠するという結果」を1日でも早く達成し、これから生まれてくるお二人のお子さんと家族の時間を豊かに過ごして頂きたいと願っています。

【長野県・佐久市】佐久平エンゼルクリニック

県外からも多数来院“最短ルート”のオーダーメイド不妊治療

佐久平エンゼルクリニックの自由診療は、これまでご夫婦が受けて来られた検査内容、お二人の年齢、不妊期間、治療歴、体の状態やライフスタイルを考慮して検討されます。特に30歳代後半〜40歳代から不妊治療を始める方には、短時間で結果を出すことにこだわり、旧来のステップアップ法にとらわれない提案を行うことも。患者の思いに寄り添い、共に治療方針を考えていくことで、身体的、経済的、時間的負担やリスクの軽減に努めています。

佐久平エンゼルクリニック 【PR】

原因が明らかでない不妊は全不妊症の1~2割を占めるとされていますが、そもそも女性は加齢に伴って妊孕性(にんようせい=妊娠する力)が低下します。晩婚化が進み、高年齢の不妊女性が増加してきたことからも、加齢が機能性不妊の本質である可能性が挙げられます。

グラフのとおり、女性が生まれるときには卵巣内におよそ200万個の卵子を備えています。その後は卵子の数は減る一方で、月経の始まる思春期ごろまでには約180万個が自然消滅し、約20万個まで減ります。

月経が始まると、1回の月経でおよそ1000個が減ります。さらに老化が加速する30代後半以降では拍車がかかり、37歳でおよそ25,000個、そして卵子の数がゼロになって閉経します。

今、卵巣に残っている卵子は女性が40歳であれば卵子の年齢も40歳で、生まれてからずっと本人と一緒に歳を重ねてきたものです。他の体のさまざまな臓器と同様に老化をするため、卵子の数が減るだけでなく、質も低下してしまいます。

※「日産婦誌52巻9号、高齢不妊婦人の問題点」(日本産科婦人科学会)掲載、図表「加齢に伴う卵胞数の変化」のデータを用いて当メディアで作成。

米国CDCが公表している2019年の不妊治療実績件数は330,773件(※1) 、妊娠率から流産率を引いた値「出産数」を指す生産率は23.6%(※2)となります。対する日本は、不妊治療実績件数458,101件(※3)、生産率は13.5%(※4)となっています。

※1 参照元:CDC 2019 ART Fertility Clinic and National Summary Report(https://www.cdc.gov/art/reports/2019/national-ART-summary.html)

※2 ※1を用いて、生産率=分娩数/総治療周期数*100にて算出

※3 参照元:日本産科婦人科学会 【PDF】2019年ARTデータブック(https://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/2019data_202107.pdf)

※4 ※3を用いて、生産率=分娩数/総治療周期数*100にて算出

※「CDC 2019 ART Fertility Clinic and National Summary Report」(※1)と「2019年ARTデータブック」(※3)のデータを用いて当メディアで作成。

この結果から、アメリカの方が人口が多いにも関わらず日本の治療実績件数約12万件も多いこと、そして生産率はアメリカより10.1%も低いという実情が明らかになりました。アメリカでは卵子の提供も可能なため単純には比較が難しいのですが、国際的な観点から「日本の不妊治療は出産率が低い」と言わざるを得ないのです。

日本では加齢による卵巣機能の低下が不妊症の原因の多くを占めることに大きな原因があるでしょう。

妊娠するために最も大事なステップは、質の良い卵子と元気な精子が出会うことに他なりません。

タイミング法、人工授精そして体外受精などの高度生殖医療は、あくまで卵子と精子の出会いをサポートする治療であり、卵子の老化を食い止めたり、受精卵の成長そのものを改善するための治療ではありません。そのため高度生殖医療には限界があり、とくに高齢不妊で悩むカップルにとっては決して万能ではないことが分かります。

編集後記

将来の安心に備え、早めの検査・受診を

2022年4月、日本では不妊治療の保険適用が始まり、高度生殖補助医療に関する助成条件も変わりました。経済的負担が軽減されたことで敷居が下がり、不妊治療に興味を持つカップルも多いでしょう。

「子どもが欲しいかどうか」を今すぐには考えられなくても、不妊症や治療の選択肢を知っておくことでその先の人生に備えることができます。少しでも不安があれば、一度受診されることをおすすめします。

監修医師クリニック紹介

佐久平エンゼルクリニック

長野県佐久市にある不妊治療専門の医療機関。長引けば長引くほど不安な気持ちが強くなりがちな不妊治療において「結果を1日でも早く出す」ことを治療コンセプトとし、心身の状態やライフスタイルを考慮した治療をオーダーメイドで組み立てることが可能です。実際に治療を受けた方の声や紹介をきっかけに来院するケースも多く、県内外から患者が来院しています。

所在地長野県佐久市長土呂1210-1
電話0267-67-5816
診療時間8:30~12:00(最終受付11:30)
/14:00〜18:00(最終受付17:30)
休診日水曜日午後・土・日・祝

佐久平エンゼルクリニックの
公式サイトを見る

最寄駅:JR佐久平駅より徒歩約10分